これはひとつの賭け、だ。 秋也がオレを待っているかどうかということ。 待っていれば話は早い。 でも。 わかりきった結果をそれでもなんとかねじ曲げたいと願うのはオレのエゴだろうか。 『まるで感情の見えない横顔、』 |
まるでちいさな子供を見るような目がバカみたいに綺麗だったよね。 いつだって変わらずオレの声に応えるおまえのために終わらない歌を唄うよ。 ボロボロのココロを抱えてそれでも上がり続ける体温をおまえに移しに行くよ。 それが明日を破壊する悪魔の使いなのか未来を守る神なのかはまだわからないけれど。 今のところそんなことはどうだっていい。 現状を常識に変えるなよ。 さぁそろそろゲームをはじめよう。 秋也、 「……男子19番、三村信史くん」 |
"stand" |