I love you, cutie Q
I'll give you all my love in the midnight pool
You're so fine, because you're mine
Now listen at me baby, I love you so kind

 

  「だぁからねぇ、キライだっつってんだろ! なんかい言わせりゃ気が済むのよ?」
「信史こそなんかい言や気が済むんだよ!すきだって言っちゃえば簡単な話だとおもうんですが!」
「バーカ! だからずっとキライだって言ってんだろ!」

繰り返される時間はなぜかそのたび色褪せてゆくことはなくて、
それはもうずいぶん長い間ふたりはこんな関係を続けている;。
たった数年が『長い間』なんておかしな話だって?
そう言いたくなる気持ちもわかるんだけどさ、その前にちょっと考えてもみてくれないかな。
オレはまだたった15のどうしようもないガキでしかないんだよ?
オレのカラダに、ココロに触れては消える現実を
ちゃんとこの手でこの身に留めることができるようになってからの時間なんて
ホント笑っちゃうぐらいにたかが知れてるってことだ。
それなのにうまくおもいだせない初恋の概念はじゃあいっそ現在は三村に集約されてるとでもいうのかな。
まったく、それこそあんまり可笑しい話じゃないか。

「じゃあなに、信史は誰かすきなことかいるっていうの?」
「さぁね、どっちにしろそれがおまえをキライな理由じゃないけど、」
オレをさらに遠いどこかに追い落とすように、たぶん三村はわざとそんな目で言う。
その目にこんなに揺れてしまうオレをイヤっていうほど知ってるくせに。
ときどき考えるのは三村がその精緻に彩られた行動の体系で上手に不器用な自分自身を隠してるのか
それとも本当に自分をも含めたすべてを嫌悪し憎むあまり
まずはこの世界を灰色に塗り替えてしまおうとしてるのか、
もっと別の、そう、『サードマン』の名に相応しい第3の理由をその身に抱えているのか、っていう
まぁそういったところだ。
……考えてみたところで、アタマの弱いオレにわかるはずもないんだけど。
いつかオトナになったそのときに、それならば三村を理解することは可能なんだろうか?
そのころにはでもオレも三村ももっとずるくなって、
今なんかよりずっと互いの理解は困難になるかもしれない。
ふたりは別々の道を歩きはじめて、ちょっとのズレがいつの間にか取り戻せないほとおおきくなって、
おもいでにすら現れない互いをごく稀に夢で見てはそのつど忘れていくのかもしれない。

そう言っていったい誰が納得するっていうんだ?
明日のことだってなにひとつわからないのに。
誰のことを夢にまで現れる憧憬で眺めたことすらないのに。
目を閉じてまぶたの裏に揺らめくかげろうの色で眠れぬよるを恨んでそれでも変わらぬ笑い顔を見せる、
願わくばそんな日々が永遠の頻度でこの身に訪れるように。

「まぁ悪いけどオレはおまえの予想なんか軽く超えちゃってるからそのつもりでいてよ、」
「……やっぱおまえ、救いがたいバカだよね」
「そだね、そうおもってるほうがきっとシアワセだよ」
「鬱陶しいからもう喋んないでくれない?」

それはさながら駆け抜けるプラズマみたいにオレを通過して大地に忍び込む。
たとえば今日おまえの厭うこの世界がなくなってしまえば話は簡単だ。
笑って宙に浮かぶ蝶のようにひらひら自由に舞いながらそのときにはあの秘密を語ればいい。
約束の地を標す重圧からはじめて放たれた理性の遥か彼方のその場所で。

『Cutie Q』
これから拡がる無限の世界に不意に現れては消える、それがそのたび新しい三村の価値になる。

 

I lobe you, cutie Q
I'll give you all my love in the midnight pool...

"Qutie Q"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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